2018年7月21日
このところ、猛暑が続き、全国で熱中症の症状で救急搬送される方の報道が連日なされています。
米子で7/22(日)に屋外での感謝祭を予定していましたが、急遽中止し、延期とさせていただきました。予定されていた皆様には大変ご迷惑をお掛けしましたが、ご理解をいただき感謝しています。秋に開催しますので、改めてご案内致します。
米子店では富益に新モデルハウス(事務所併設)が7月末に完成します。それに伴い、米子店事務所併設モデルハウスの役割が終了し、販売予告しましたところ沢山の方の購入希望があり8月のお引渡しとなりました。
米子店新モデルハウスのプレオープンが8/4(土)5(日) グランドオープンが8/18(土)
19(日)と決まりました。ご期待下さい。
先日、池井戸潤氏原作の「空飛ぶタイヤ」が上映され、観に行きました。赤松運送社長を長瀬智也氏が演じ、「経営者としての胆力」を改めて学びました。
突然起きたトレーラーの脱輪によって人の命が奪われた事故。一方的に赤松運送の整備不良とされ、「容疑者」と決め付けられ、取引先や銀行、社会からの信用を失い、倒産寸前に追い込まれていく。そんな中、諦めずに、大手自動車会社のリコール隠しに挑み、ついに車両自体の欠陥を証明するというストーリー。
訴訟、裁判、損害賠償、資金繰り、社員の退職、倒産の危機、子供のいじめ、などの状況に於いて原作では主人公、赤松社長の心境が綴られています。
もう少しの我慢だとか、今を乗り切ればなんとかなるとか、そんな上っ面な言葉はたちどころに排され、耐えるしかない悲惨な現実だけが目の前に横たわっている。
つらい時、人はそれがいつかは終わると確信しているから強くなれる。だが、いつ終わるとも知れない闘いがもたらすものは、絶望と脱力だ。
それでも俺は闘わなければならないのか・・・。
そのことに思い至った赤松は、もはやどんな感情も感じないほどに疲れ切っている自分にも気づいていた。
だが、立ち止まるわけにもいかない。前進しなければならない。
家族と会社、そして従業員がいる限り。
いつか必ず、この苦しい闘いは終わる。終わらせてみせる。だから・・・。
だから頼む、ついてきてくれ・・・。
赤松の心中を揺るがす無言の叫びは、空虚な家の中で方向感すら失う。
苦難に遭遇し、絶望のなかで、経営者として決して諦めてはいけない。ある本に「胆力とは、飛行機が墜落しそうになったとき、諦めず、必ず故障を突き止め、正常に戻し、陸地直前で一気に浮上することである」と書かれていたが、「人生の出来事には必ず意味がある」と確信して未来を切り開いていきたいものである。
7月20日
陶山信幸